【ソウル20日聯合ニュース】企画財政部などが20日に明らかにしたところによると、国際通貨基金(IMF)は先ごろまとめた韓国経済の見通しに関する報告書で、韓国の1人当たりの名目国民所得(GDP)が2万ドルに回復するのは2012年になると分析した。韓国が世界的な経済危機から急回復をみせてはいるものの、経済力は2012年にようやく2007年水準に回復できるとの見方だ。
 IMFは報告書で、韓国の1人当たりのGDPが2007年に2万1653ドルと2万ドルを超えたが、昨年は世界同時不況の影響で1万9136ドルに減少し、ことしは1万6450ドル、来年は1万7547ドル、2011年は1万8988ドルにとどまるとの見通しを示した。しかし、2012年は2万549万ドルと再び2万ドルを超え、2013年は2万2170ドル、2014年は2万3763ドルに達すると予想した。
 IMFは、韓国の場合は1人当たりGDPが2万ドルを超える2012年までは経済構造の改編に困難が伴うものの、その後は急速な再跳躍を通じ所得増加の勢いが先進国を追い越すと評価した。
 一方、企画財政部は、昨年のウォン・ドル相場(1ドル=1103ウォン)を適用した場合、韓国の1人当たりのGDPはことしが1万6000ドル、来年が1万9000ドル、2011年が2万1000ドルに達すると予想している。
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