金融通貨委員会を主宰する李総裁=12日、ソウル(聯合ニュース)
金融通貨委員会を主宰する李総裁=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は12日、金融通貨委員会後の記者会見で、「新型インフルエンザがここ2~3週間で急拡散しており、冬中これが続けば、韓国経済に相当に意味のあるダメージをもたらしかねない」と指摘した。
 李総裁は、無視できる水準がどれほどかは断定し難いが、経済成長率への影響が0.1ポイント以上なら無視できない水準だとみていると説明した。また、同行では新型インフルエンザが今のように急拡散を続ける場合、国内総生産(GDP)成長率が0.2~0.3ポイント低下すると分析しているという。
 李総裁は一方で、来年の第2四半期以降に気温が上がれば、拡散スピードが鈍るものと見通した。
 新型インフルエンザによる国内死亡者は、12日までに64人を数えている。

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