鄭会長は「現代・起亜自動車は昨年、世界市場でのシェア拡大、持続的な品質向上による消費者の認識変化など、世界一流企業に浮上できる礎石を磨いた。これを基に、2010年をグループの新たな歴史を生み出す年にしよう」と宣言した。そのための重点経営課題として、グローバル非常経営体制の強化、顧客尊重経営、投資・雇用の拡大、先進的な労使文化の定着、親環境経営などを挙げた。
特に、唐津(忠清南道)の一括製鉄所の完工を機に、製鉄産業と自動車産業間の相乗効果を極大化し、高品質の自動車生産にとどまらず、国家経済の活性化に寄与できるよう、グループの力量を集めなければならないと強調した。
また、国内外で顧客の満足度を高めてブランド力をアップし、より高い価値を提供すると同時に、企業イメージと品格を備え社会貢献活動を持続的に拡大するとした。投資拡大を通じた雇用創出、国の経済活性化をリードする役割を果たすとの決意も示した。
鄭会長は一方で、環境に配慮した経営にまい進すべきだとしながら、親環境・グリーン成長、早期のグリーンカー4大国入りを目標に、世界的レベルのエコカー開発に向けた努力を呼びかけた。高効率のエンジン開発とハイブリッドカーの本格量産を通じたエコ軽自動車市場拡大に力を入れ、電気自動車と燃料電池自動車の中核技術を開発するなど、エコカー部門の未来成長エンジン確保にも全力を傾けるべきだと述べた。
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