朝鮮中央通信が報道したロバート・パクさん=(聯合ニュース)
朝鮮中央通信が報道したロバート・パクさん=(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、北朝鮮に抑留されていた在米同胞の人権運動家ロバート・パクさんの釈放が決まったと報じた。ただ、パクさんがいつ、どのように釈放されるかは明らかにしなかった。
 パクさんは昨年12月25日に中国から豆満江を渡り北朝鮮に無断越境し、北朝鮮当局に抑留されていた。、
 中央通信は、パクさんが北朝鮮に対する誤った認識から北朝鮮に不法入国したとし、当該機関は抑留と調べの結果、「(パクさんが))自身がしでかした行為を認め深く悔い改めた点を考慮し、寛大に許し釈放することにした」と伝えた。

 また、抑留中にパクさんが記者会見を希望し行われたという、中央通信記者とのインタビュー内容についても詳しく伝えた。それによると、パクさんは「(北朝鮮で)見聞きした事実を通じ、朝鮮(北朝鮮)を誤って理解していたことを痛感し、西側の悪宣伝にだまされて犯した罪を深刻に反省することになった」という。北朝鮮政府に対して謝罪したこと、軍人をはじめとする北朝鮮の人々がパクさんに親切に接し人権を保護したことなども伝えた。
 パクさんの釈放報道は抑留から42日にあたる。昨年3月には、中朝国境地帯で取材中に北朝鮮の警備兵につかまった米ケーブルテレビの女性記者2人が、抑留140日で釈放されている。

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