業務報告であいさつする李明博大統領(中央)=5日、安山(聯合ニュース)
業務報告であいさつする李明博大統領(中央)=5日、安山(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は5日、地域均衡発展に関連し「地域ごとに等しく分ける均衡ではなく、差別化された各地域に合った特化された発展をさせなければならない」との考えを示した。
 京畿道・安山で道のことしの業務報告に出席し、あいさつを通じ述べたもの。地域均衡は「分けることではなく、特化発展」だと強調した。10個のものを分けるばかりではなく、創造的に20個、30個と増やしていけば、国力を育てることができると述べた。特に、政府が進めている「5プラス2広域経済圏活性化戦略」に言及し、湖南、嶺南、忠清、江原、済州の各地域に特化された発展を目指していると述べた。各地域が、利害が相反するのではなく相互に補完・特化発展をするものだと説明した。
 地域別特性に合わせた発展戦略の必要性を強調する原論としての言及だが、最近、政界内外で「差別、逆差別論」が持ち上がっている世宗市計画問題を念頭に置いたものとも受け止められる。

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