外奎章閣は、朝鮮時代に王室関連の文書・図書を保管した図書館。韓国軍のキリスト教徒弾圧・処刑を受けフランス艦隊が江華島を侵略した丙寅洋擾(1866年)の際、蔵書の一部がフランスに持ち去られた。これまでに把握されたフランス所在の外奎章閣図書は、合計297冊に達する。
永久貸与は、フランスから外奎章閣図書の貸与を受けた後、4年単位で貸与契約を延長し無期限で借り続けるというもので、図書の早期返還を求める国民の情緒と所有権の返還を認めないフランス政府の立場を考慮した折衷案と受け取れる。
政府はフランスが永久貸与に応じる場合、同国主要博物館に韓国館を設置し、韓国の文化財を展示する案を検討している。
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