【ソウル16日聯合ニュース】在韓米軍が新型「A-10」攻撃機3機を3日から烏山基地(京畿道)に配置していることがわかった。
 「タンクキラー」と呼ばれる「A-10」は、100メートル以下の低空で自由自在に低速飛行し、戦車や装甲車など地上のあらゆる目標物を攻撃することができ、地上戦力に対する航空近接支援の役割を担う。朝鮮半島防御と対北朝鮮抑制戦力の要となる。
 配置されたのは「A-10C」モデルで、新型データリンク、飛行コンピューター、改良型火力統制・戦車戦防御システムなどを備える。統合直接攻撃弾(JDAM、GPS誘導爆弾)のような精密打撃兵器の搭載が可能で、従来の機種より強力な火力を誇る。また、2.4メートルのコンクリート壁を打ち破ることができるため、洞窟の中に隠されている北朝鮮の長射程砲基地の打撃に最も効果的だ。
 在韓米軍は現在、約20機の「A-10」を保有している。今回の新型配置は、既存機種のアップグレードの一環と伝えられた。


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