【ソウル26日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官会議で、検察はいわゆる「検察スポンサー」事件を内部文化を改める機会とすべきだと指摘した。この事件は単に調査し処理するだけで終わるのではなく、問題の深刻性を皆が認識しなければならないと強調した。朴先圭(パク・ソンギュ)報道官が伝えた。
 先ごろMBCの情報番組「PD手帳」の報道を機に、現役検事長2人を含む現職・前職検事57人が建設会社社長から接待やわいろを受けていた疑惑が浮上した。検察が調査を進めるなか、中心人物として名が挙がった釜山地検長が辞意を表明し、事態は与野党の対立にも広がっている。李大統領がこの「検察スポンサー」事件に関連し立場を示したのは、これが初めて。
 李大統領は、過去の政権時代に起きたことではあるが、二度と類似の事例が発生することがないよう徹底して調査し、制度的補完策も講じるべきとの考えを示した。検察自らが慣行化した不条理を変えていかなければならないと強調した。
 また、何より検察の検挙な姿勢が求められると指摘。法執行の現場に立つ検察と警察を見つめる一般国民の視線は厳しいということを知らなければいけないと述べた。



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