【ソウル19日聯合ニュース】韓国の昨年の音楽、映画、放送、出版、ゲーム分野の違法コピー市場規模は8784億ウォン(約688億2395万円)と集計された。
 文化体育観光部と韓国著作権団体連合会・著作権保護センターが19日、2010年著作権保護年次報告書を発刊した。分野別の違法コピー市場規模は、出版3099億ウォン、音楽2481億ウォン、映画1563億ウォン、ゲーム888億ウォン、放送映像753億ウォン。
 違法コピーの流通量は全体で30.5%減少したが、流通量に違法流通価格を適用し算出した市場規模は、9.1%減にとどまると推定された。
 全国の13~69歳5600人を対象に実施したアンケート調査によると、2009年の1年間に違法コピーを利用した人は42.4%で、前年の61.4%より減少した。1か月平均の違法コピー利用も、前年の7.41件から5.15件に減った。
 「違法コピーがなければオリジナルを購入した」との回答率から推算した、5分野のオリジナル市場侵害規模は2兆2497億ウォンで、前年比7.2%減となった。分野別の市場侵害規模は、映画6631億ウォン、音楽5564億ウォン、出版4237億ウォン、ゲーム3862億ウォン、放送2203億ウォン。
 著作権保護センターは、違法コピー市場縮小の背景には、改正著作権法の施行とインターネット上の取り締まり強化、著作権に対する認識向上などがあると分析した。



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