【ソウル20日聯合ニュース】ユーロ圏財政危機の影響が続き、韓国を含めアジアの証券市場が急落した。さらに韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件関連で対北朝鮮リスクが加わり、韓国金融市場が大きく揺らいだ。政府が北朝鮮に対する強硬な立場を示し、北朝鮮が全面戦の可能性にも言及したことで、南北間の緊張が高まった。
 このため、20日のソウル外国為替市場で対ドル相場は一時、30ウォン以上暴落した。前場は10ウォン程度の下げ幅を維持したが後場に拡大し、前日比29.00ウォン安の1ドル=1194.10ウォンで取引を終えた。
 このウォン急落で外国人の売り越しが強まり、総合株価指数(KOSPI)の暴落を呼んだ。
 この日のソウル株式市場は、「天安」関連材料にも無難な流れを維持。1630台で騰落していたが、為替市場の揺れが金融市場全体に不安を広げ、一時、1600台を割り込み1591をつけた。大引けは前日終値より29.90ポイント下落の1600.18となった。



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