【ソウル27日聯合シュース】軍当局は、先ごろ北朝鮮の「サンオ」級(300トン級)潜水艦4隻が東海(日本名:日本海)で機動したことについて、「日常的な訓練の一環」と認識していると伝えられた。
 軍消息筋は27日、北朝鮮潜水艦の機動航跡を精密に追跡した結果、日常的な訓練と結論付けたと説明した。2隻は基地に復帰し、残り2隻の行方を追っていると述べた。
 今回潜水艦が機動した咸鏡南道・利原郡と馬養島に、北朝鮮は大規模地下潜水艦基地を持つ。特に、新浦地域の造船所3か所で行われていた潜水艦建造は、最近、新浦の鳳擡ボイラー工場に移転。統合運営されているという。この工場で100トン以上の潜水艦・潜水艇を年間4~5隻建造できると、韓国軍は把握している。
 また、北朝鮮はこれまで、潜水艦に装着する魚雷を旧ソ連と中国から輸入し改良していたが、最近は独自に開発し、輸出も試みている。魚雷工場は慈江道・江界と別下里の兵器工場、平安南道・大安の重機械連合企業所、咸鏡北道の清津機械工場など、少なくとも6か所はあるとされる。



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