【ソウル3日聯合ニュース】韓国銀行が3日に明らかにしたところによると、先月末現在の外貨準備高は2702億2000万ドル(約24兆7521億円)で、前月に比べ86億5000万ドル減少した。2008年11月(前月比117億5000万ドル減)に次ぐ大幅な減少幅となった。外貨準備高はことしに入り88億8000万ドル増加したが、これに近い額が消えた計算となる。
 韓国銀行関係者は、外貨準備高の運用収益は増えたが、欧州地域の財政危機の影響でユーロ安とポンド安が進み、ユーロ建て資産とポンド建て資産のドル換算額が大幅に減ったと説明した。
 外貨準備高の内訳は、有価証券が2352億ドル、預金が304億ドル。このほか、国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)が36億2000万ドル、IMFリザーブポジションが9億3000万ドル、金が8000万ドルだった。
 韓国の外貨準備高は4月末現在で、中国(3月末基準)、日本、ロシア、台湾、インドに続き6位を維持している。



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