電話会談は20分間行われた。沈没事件について意見を交わし、今後、緊密に協議していくことで一致したという。
柳長官は、朝鮮半島情勢はロシアの戦略的利害関係とも関連していると述べ、ロシア側の建設的な役割を求めた。これに対し、ラブロフ外相は「できるだけの努力をする」との姿勢を示したと伝えられた。
外交当局者は、両外相の電話会談は安保理での事件関連議論の本格化に先立つ水面下接触の一環だと説明した。非常任理事国ボスニア・ヘルツェゴビナの外相とも電話会談するなど、外交的努力を続けていく方針だと述べた。
一方、ロシアのイタルタス通信はこの電話会談について、ラブロフ長官は沈没事件への慰労の意を伝えた後、朝鮮半島の緊張を高める行為を控えるよう、関係国は自制と慎重な姿勢を示す必要があると強調したと報じた。また、沈没事件の調査資料、別のルートから得た情報を徹底研究するとし、近く結果が出るだろうと話したという。
国連安保理常任理事国のロシアは、今月初旬に専門家らを韓国に派遣し独自の調査を行ったが、沈没事件を北朝鮮の魚雷攻撃と結論付けた韓国軍・民間合同調査団の調査結果についての公式な立場は、まだ出していない。外務省副報道官は先月末、北朝鮮の攻撃を100%裏付ける証拠を得るまでは、安保理で沈没事件を議論することを支持しないとの立場を示した。
100% の最新ニュースまとめ
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0