米「G8・G20サミットで哨戒艦事件の対応協議」

【ワシントン22日聯合ニュース】米国務省は22日、今週末にカナダ・トロントで開催される主要8カ国（G8）および20カ国・地域（G20）首脳会議（サミット）で、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件への対応策について協議されると明らかにした。
　クローリー国務次官補（広報担当）は定例会見で、オバマ大統領がサミットで参加国首脳と会う機会を設けるとしながら、北朝鮮問題と哨戒艦事件が議題として扱われる見通しだと述べた。G8またはG20が北朝鮮を糾弾する共同声明を採択する可能性があるかとの質問には、「どのような声明が出るかは予想できない」と答えた。
　また、中国が哨戒艦事件に対し態度を変えていないことについて、「現在、国連安全保障理事会で論議が進められている」と伝え、米国は韓国を引き続き支持するとした上で、国際社会が共同で北朝鮮の挑発行為に対し強力かつ断固とした対応を取ることが重要だと述べた。
　韓米が黄海での実施を計画している大規模連合演習に対し中国が懸念を表明したことについては、具体的な言及を避けた。