韓国銀行と関税庁が13日に明らかにしたところによると、上半期(1~6月)の対日貿易は、輸出が128億3000万ドル(約1兆1050億円)、輸入が309億ドルで、180億7000万ドルの赤字を計上した。対日貿易赤字額が180億ドルを超えたのは、植民地支配から解放後、日本との貿易が始まって以来初めて。
2008年上半期に171億3000万ドルまで増えた対日貿易赤字は金融危機直後の昨年上半期は124億4000万ドルに減少した。四半期別では、昨年7~9月期の70億7000万ドルから同10~12月期は81億4000万ドル、ことし1~3月期は88億9000万ドル、4~6月期は91億8000万ドルと増え続けている。
対日貿易赤字が再び増加しているのは、両国の貿易不均衡の要因となっている日本からの部品・素材輸入が増えたため。韓国の輸出が増えるほど、輸出品の生産に必要な日本製部品や素材の輸入が増え、対日貿易収支がマイナスにならざるを得ない状況だ。
最近はこのような傾向がさらに深刻になり、昨年4~6月期から1年間、韓国の輸出額は33.1%増加したが、日本からの輸入額も38.6%増加した。
貿易の対日依存度は、上半期は10.3%まで減った。1990年上半期(22.7%)に比べ、依存度は半減した。
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