【ソウル18日聯合ニュース】ソウル市は18日、年初から今月8日までに発生したマラリア患者は165人で、前年同期に比べ58.7%増えたと明らかにした。過去3年間の同期間平均(111人)に比べても48.6%多い。
 ソウルの年間マラリア患者発生数は、2000年494人、2004年136人、2007年313人、2008年126人、2009年178人と、増減を繰り返している。
 韓国で発生するのは「三日熱マラリア」で、潜伏期は短くて1~2週間、長ければ12か月に達する。感染すると、初期数日間は徐々に熱が上がり、悪寒と発熱、解熱を繰り返し、頭痛、下痢などを伴うこともある。
 三日熱マラリアを媒介するシナハマダラカは、田んぼや林に生息する。韓国では主に京畿道・漣川、坡州、金浦、一山地区、東豆川、江原道・鉄原、仁川市・江華など22の市郡区で確認されている。ソウル市は、こうした地区に近い恩平区、陽川区、江西区、九老区、衿川区などで防疫活動を強化している。

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