【ソウル24日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮人民軍が平壌近郊で「大規模な国家級行事」の準備を続け、大規模兵力、機甲装備、火砲などを多数展開している。国防部が24日に国会国防委員会に提出した資料「国防懸案報告」で明らかにした。
 こうした軍事動向は、9月の初めに予定されている朝鮮労働党代表者会と、10月の朝鮮労働党創立65周年記念行事を支援するための活動とみられるとの説明だ。
 党代表者会は、党最高指導機関選挙を実施するため招集される。1958年、1966年に続き、44年ぶり3回目の党代表者会となる。創立65年を迎え党を再整備すると同時に、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男ジョンウン氏を正式に後継者に指名するのではとの見方も出ており、注目される。
 一方、韓国海軍が黄海で単独海上機動訓練を行った今月5~9日、北朝鮮は東海(日本名:日本海)と黄海で海上機動、射撃訓練を実施した。また、先月1日から中断されていた戦闘機飛行熟達訓練を今月12日に再開している。
 また、金総書記は健康悪化説のなか、ことしは現在までに軍関連行事を22回視察するなど計119回の公開活動を行っている。昨年の同期間の活動回数は114回だった。

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