統一部によると、北朝鮮は2006年8月の南北赤十字実務接触で、同年夏の集中豪雨被害規模を、死亡・行方不明者150人、農耕地冠水2万7000町歩(1町歩は約3000坪)、住宅破損3万6000世帯、公共施設破損約500棟、橋破損80か所、道路破損400キロメートルと伝えている。
また2007年には、豪雨のため、死亡・行方不明者約600人、被災者90万人、住宅破損・浸水約24万世帯、農耕地被害20万町歩、鉄道破損100か所、7万8000メートル余りの被害が発生したと明らかにした。
ことしの場合、先月16日から今月21日までに朝鮮中央通信などが、全国で住宅約5560世帯、公共施設約350棟が破損または浸水し、農耕地1万4850町歩が冠水または流失したと報じている。2006年と2007年に比べ被害は相対的に少ないというのが、統一部の説明だ。
また、この当局者は、米政府系放送局「ラジオ自由アジア」(RFA)が、新義州住民14人が中朝国境を流れる河川、鴨緑江の氾濫(はんらん)で死亡したと報じたことについて、「まだ確認されていない」と述べた。北朝鮮への水害支援についても、検討していないと明らかにした。
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