日本はこれまで、F1で活躍したレーサーだけで20人に達するほど、モータースポーツでは韓国とは比べものにならないほど優位に立っている。韓国でもF1レーサーが誕生するためには何が必要なのか。山本に、そのモータースポーツ人生を含め話を聞いた。
山本は2006年にスーパーアグリ、2007年にスパイカーでF1レーサーとして活躍。今シーズン、3年ぶりにF1に復帰した。
韓国からF1レーサーがまだ誕生していないことについて、山本は「何より欧州でたくさん経験を積むことが大切」と助言する。これは日本にも同じことが言え、欧州とレベルの差が大きいため、現地のハイレベルな大会に出場するチャンスをつかめば、それだけ成長できると話した。また、「できる」という自信、自分に対する信頼も重要な要素だと付け加えた。
2001年に慶尚南道・昌原で開かれたF3大会に出場するため、韓国を訪れたことがあるという彼は、「韓国料理が好きで、欧州でもよく韓国レストランに行く」とも紹介した。また、新設されたコリアインターナショナルサーキットに対しては、「興味深い設計。直線コース後にコーナーが多く、リズムに乗らなければならない」と評価した。
幼いころ、三重の鈴鹿サーキットでF1グランプリを見て以来、その魅力にはまり、カートに乗りながらレーサーへの夢を育んできた。14歳のときに欧州で開かれた大会に初出場し、19歳から欧州で生活している。
山本は23日の予選で24人中、23番手にとどまった。だが、レーサーを含め多くのスタッフの一人でもあきらめた瞬間、レースは終わるとし、韓国GPでさらに発展したレースを見せることが目標だと覚悟を示した。
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