軍高官筋が25日に明らかにしたところによると、延坪島に着弾した砲弾のうち、不発弾20発余りを回収して分析した結果、爆発時の高熱と高圧で人を殺傷し、コンクリート施設を破壊する威力を持つ爆弾だとわかった。同爆弾は北朝鮮が開発し、1985年から実戦配備したと情報当局は分析している。
軍筋は、着弾後に爆発し、炎が上がったことから、サーモバリック(高衝撃熱圧力)爆弾に似た特殊爆弾に間違いないと強調した。
一方、北朝鮮・朝鮮人民軍の砲撃に先立ち、金正日(キム・ジョンイル)総書記が後継者に決まった三男の正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委員会副委員長を伴い、延坪島に近い黄海道地域を訪れており、攻撃の前に現地指導を行ったのではないかという見方が出ている。
金父子が訪問した地域は、延坪島を攻撃した北朝鮮の康リョン郡の基地から80キロメートル離れた場所。軍部隊を訪問したなら、今回の砲撃に関する承認や追認をしたとする推定が可能だと、国会国防委員会関係者は指摘した。
北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、金父子が黄海道の養魚場などを視察したと報じた。
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