統一部当局者は同日、「中国の税関に北朝鮮への支援物資を回収すると通知した。物資の引き渡しのため現地にいた人員には帰国を指示し、物資の回収に向け必要な措置を取っている」と明らかにした。
丹東に保管中の支援物資は、セメント3700トンや5億8000万ウォン(約4200万円)相当の医薬品など。これらは、大韓赤十字社が北朝鮮からの要請を一部受け入れ、9月に支援を決定し、送ったもので、丹東から新義州に陸路で順次輸送される予定だった。
この当局者は、同社の水害支援の中断が相当期間続くと判断し、保管料などを考慮した末、支援物資の回収が適切だとの判断を下したと説明した。
一方、統一部は、北朝鮮による韓国海軍哨戒艦沈没事件を受け5月24日に政府が発表した物資支援制限などの措置を引き続き履行する一方、民間レベルの対北朝鮮支援も厳しく検討する方針を示した。
千海成(チョン・ヘソン)報道官は同日の会見で、「5月24日以降も、ぜい弱層に対する純粋な人道的支援は別途に検討を行い、維持してきたが、韓国への武力挑発があった」と述べた上で、人道的支援もさらに厳格に検討していくと明らかにした。
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