あいさつを述べる李大統領=23日、楊口(聯合ニュース)
あいさつを述べる李大統領=23日、楊口(聯合ニュース)
【ソウル23日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は23日、中東部戦線最北端の陸軍第21歩兵師団(江原道)を視察した。20日に実施された延坪島射撃訓練後、北朝鮮のさらなる挑発行為に備え警戒態勢が維持されている軍の状況を点検し、将兵らを激励した。
 李大統領は「韓国軍は厳重に国土を守りつつも、奇襲攻撃を受けたときは容赦なく対応し、二度と韓国を攻撃できないよう大反撃を加えるべきだ」との考えを示した。
 韓国は朝鮮半島の平和を実現し、平和的統一を望んでいるとし、「先に攻撃を仕掛けることはないが、攻撃を受けた場合は平和を守るためにも強く反撃しなければならない」と述べた。
 李大統領は「これまで忍耐を続けてきた。忍耐すればこの地の平和を守ることができると思っていたがそうではなかった」とした上で、これからは強力に対応してこそ平和を守ることができ、挑発を抑制でき、戦争を防ぐことができると強調した。
 また、「われわれの考えが乱れ、心を一つにできなければ、われわれを分裂させるための挑発が起きる。強力な軍事的対応だけでなく国民的団結が非常に重要だ」と指摘した。

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