【ソウル28日聯合ニュース】具本俊(ク・ボンジュン)副会長をLG電子の「司令塔」に任命するなどことし陣営を再整備したLGグループが、来年の売上高目標を過去最大の156兆ウォン(約11兆円)に設定した。同グループが28日に明らかにした。ことしの売上高推定値141兆ウォンより11%多い。
 また、世界市場攻略の加速化を通じ海外売上高の割合を拡大し、1000億ドル(約8兆円)の大台を初めて上回る1073億ドルを目指すという、挑戦的な海外売上高計画を掲げた。ことしの海外売上高推定値は905億ドルで、これより19%多く、来年の売上高目標全体の76%に達する。
 事業部門別の売上高計画は、電子が97兆3000億ウォン、化学が27兆3000億ウォン、通信・サービスが31兆4000億ウォン。
 ディスプレー、携帯電話、デジタル家電、石油化学、IT素材・部品など注力事業分野では、先ごろ発表した21兆ウォン規模の思い切った先行投資を基に、世界市場の主導権を確保し、市場シェア拡大に乗り出す方針だ。
 あわせて、革新的なスマート製品の発売と高付加製品の拡大、原価競争力強化を通じた収益創出力量の極大化を図る戦略だ。グリーン事業や通信・サービス分野でも過去最大の売上高達成を目指す。電子部門や家電事業で市場主導権を確保するとともに、化学部門、情報電子素材部門で積極的な成長戦略を展開する。
 同グループ関係者は、来年は過去最大規模21兆ウォンの先行投資を基に、注力事業での市場先占・拡大、新成長エンジン事業での本格的な成果創出に力を入れると話した。

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