【ソウル14日聯合ニュース】旧日本軍の元慰安婦、キム・ソニさんが13日午後、蔚山市内の病院で持病が悪化して死去した。83歳だった。
 韓国挺身隊問題対策協議会によると、キムさんは2年前から手術や治療を受けてきたが、先ごろ、健康状態が急激に悪化し、集中治療室に入院してた。
 また、同日午後11時45分ごろには同じく元慰安婦のイム・ジョンジャさん(享年89)が馬山市内の病院で持病悪化のため死去した。
 慶尚南道・晋州生まれのイムさんは、1938年に中国・満州に連行され、8年間、慰安婦生活を強いられた。第二次世界大戦終戦(植民地支配からの解放)直後の1946年に帰国し、慶尚南道・統営に定着。1996年に慰安婦被害者の申請を行った。
 先ごろ、慰安婦被害女性の死去が相次ぎ、政府に登録された元慰安婦生存者は、現在76人に減少した。

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