【ソウル14日聯合ニュース】韓国の対米自動車貿易収支黒字が、昨年初めて100億ドルを超え、108億ドル(約8989億円)に達した。昨年の全対米貿易黒字は約100億ドルで、これを上回っている。
 自動車貿易の不均衡で韓米自由貿易協定(FTA)の追加交渉が行われるなど、自動車は韓米通商問題の争点となっている。こうした不均衡を解消すべきだという米国政府と業界の声が、ますます強くなりそうだ。
 外交通商部が14日に伝えたところによると、米商務省は11日に発表した貿易収支資料で、昨年の韓国との貿易収支は100億1600万ドルの赤字で、前年の赤字規模(106億400万ドル)よりやや改善したと明らかにした。米国の対韓国輸出は、2009年の286億1200万ドルから昨年は388億4400万ドルに35.8%増加。輸入は392億1600万ドルから488億6000万ドルと、24.6%の増加にとどまった。
 ただ、自動車分野では米国の貿易赤字幅がはるかに大きい。
 米国は昨年、自動車分野貿易で韓国に9億2000万ドルを輸出した。一方、韓国からは乗用車65億5000万ドル、自動車部品51億7800万ドル、その他200万ドルをなど計117億3100万ドルを輸入。自動車貿易赤字は108億ドルを超えた。
 2009年の場合、対韓国輸出は4億9200万ドル、輸入は84億1100万ドル(乗用車56億9600万ドル、自動車部品27億1400万ドル)で、自動車貿易赤字は79億1900万ドルだった。
 一方、昨年1年間の米国と北朝鮮の貿易規模は190万ドルだった。米国が北朝鮮に190万ドル相当を輸出したが、輸入は皆無だった。2009年は米国が北朝鮮に90万ドル相当を輸出し、輸入はなかった。ただ、この統計には50万ドル以下の取引が反映されないため、実際の米朝貿易はこの数値よりも多いとの見方もある。

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