【ソウル4日聯合ニュース】アフガニスタン北部のチャリカに設置している韓国の地域復興支援チーム(PRT)基地に3日(現地時間)、携帯用のロケット弾2発が打ち込まれた。外交通商部関係者が4日に明らかにした。
 同関係者によると、事件が発生したのは3日午後9時12分ごろで、砲弾は基地入り口の外に落下した。死傷者は出ていないという。
 事件直後、韓国側の要請により、米軍の攻撃ヘリコプターや現地の警察が出動、周辺を偵察した。PRT基地は警戒態勢を強めている。
 同基地には先月8日にもロケット弾5発の攻撃があったが、犯行グループは特定できていない。アフガンの反政府武装勢力・タリバンが同基地のあるアフガン北部地域に移動したとの情報もあり、タリバンによる攻撃の可能性もある。
 同基地については、5~6日に外交通商部の金在信(キム・ジェシン)次官補が訪れ、運営状況や安全対策を点検する予定。基地には現地の民間人や警察、警備兵力ら約360人が常駐している。先月14日に開催する予定だった基地の開所式はロケット弾攻撃を受け、無期限延期となった。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0