【永宗島17日聯合ニュース】日本の東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、仁川国際空港では17日、日本からの入国者のうち放射線物質検査の希望者に同検査の実施が始まった。
 羽田空港を出発し、同日午前8時53分に到着した乗客の大半はマスクを着用しており、日本で高まっている放射能漏れへの不安をうかがわせた。希望者は入国審査時、2本の長い棒が立っている放射線物質探知機器の「放射線ゲート」を通過。放射線に汚染されていない場合は、緑のランプが点滅する。
 検査に要する時間は数秒だが、結果を待つ乗客の表情には緊張感が漂っていた。検査の結果、放射能汚染が疑われる場合は別の機器で詳しく測定することになるが、同日朝の到着便の乗客のうち放射線物質が着いていると疑われる人はいなかった。
 政府は日本からの旅行客が多い金浦国際空港でも同様の検査を実施する計画だ。
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