【ソウル25日聯合ニュース】経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CSI)の下落幅が2年5か月ぶりの高水準となり、CSI基準値も下回った。
 韓国銀行が25日に公表した「2011年3月消費者動向指数」によると、3月中の消費者心理指数は前月比7ポイント減の98。前月比での下落幅は2008年10月の8ポイント減以来の最大。
 CSIは基準値100を超えると景気が上向くと見る人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。昨年11月は110だったが、4か月連続で下落を続け、今回基準値を下回った。CSIが基準値を下回ったのは2009年4月以来。
 韓国銀行関係者によると、昨年末から住宅難や貯蓄銀行の経営悪化、口蹄疫(こうていえき)、原油高・物価上昇などで冷え込み始めた消費心理が、中東情勢の不安と日本の大震災、原子力発電所事故などの影響で急激に低迷した。同関係は「政策金利の引き上げなどの影響で個人生活に対する心理も芳しくないが、海外の悪材料がより大きく影響したようだ」と説明した。

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