同研究所が米海洋大気局(NOAA)の衛星写真や大気温度データなどを入手・分析した結果によると、2日現在、咸鏡北道の青鶴(阿吾地)、漁大津やミサイル基地付近の平安北道・鉄山など数か所の地域の大気温度が異常に高いと分析された。
1平方キロメートル面積の大気温度が周辺地域に比べ5~10度程度高い場合、これを山火事の発生推定地域、いわゆる「ホットスポット」と識別できるというのが研究所の説明だ。ホットスポットの中でも特に温度の高い地域は赤い点で表示されるという。
鄭用昇(チョン・ヨンスン)研究所長は、「ここ10年間、北朝鮮地域の山火事に対し分析と研究を行ってきた。2005年の山火事確認などを通じ、研究所システムの信頼度は裏付けられている」と説明した。また、北朝鮮の山火事は春を迎え、畑や田んぼに火をつける人為的失火で発生するケースが多いと補足した。
一方、韓国の各地でも乾燥による山火事が多発し、先週末だけで森林約210ヘクタールが焼失した。
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