同航路の旅客船は年間約6万人の韓国人観光客が利用しており、対馬の経済を支えている。
財部市長の訪問を受けた大亜高速側は「福島原子力発電所事故に伴い、韓国人乗客が減少したため」と運航を中断した背景を説明した。これに対し、財部市長は「福島からの距離は、釜山よりも(日本の)対馬が15キロメートル遠いのだが」と残念な気持ちを表した。
大亜高速側も対馬市の観光インフラ不足などに関する苦言を呈した。また、1人200円のターミナル利用料の一時保留を要請して断られたことや、対馬での宿泊施設運営者選定で納得のいかない理由で脱落した話も出た。
財部市長は「運航再開時期に対する答えは得られなかったが、運航中断の理由を把握できたし、対馬観光を振り返る契機になった」と説明。釜山~対馬間の国際旅客船の運航中断で対馬経済が大きな打撃を受けているだけに、早期に再開することを願うとした。
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