【ソウル6日聯合ニュース】ソウル中央地検が、韓国のオンラインゲームユーザーが北朝鮮のハッカー部隊からゲームのハッキングプログラムを購入したとの情報をつかみ、捜査を進めていることが6日に分かった。
 検察は、人気RPG「リネージュ」のユーザーが、昨年8月に中国の朝鮮族を介し、瀋陽で活動しているとみられる朝鮮労働党統一戦線部傘下のハッカー部隊に大金を支払い、ハッキングプログラムの開発を依頼した疑いで、捜査しているという。 
 依頼したプログラムは、ゲームのアイテムなどを自動的に集めるもの。このユーザーは、プログラムを活用し集めたアイテムをほかのユーザーに売り現金に変え、相当な額の収益を得たとみられる。
 また検察は、北朝鮮の偵察総局の犯行と明らかになった農協の電算システム障害や、2009年とことし3月の分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)について、ハッカー部隊が関与していなかったかも調べている。
 エヌ・シー・ソフトが開発したオンラインRPG「リネージュ」は、累積加入会員だけで1000万人を超える人気ゲームだが、アイテムをめぐる違法な取引が行われるなどの問題も少なくない。

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