同社は「世界トップレベルの高効率製品を提供する光エネルギー企業」をキャッチフレーズに、スクリーン印刷法で製造される太陽電池のモジュールとしては世界最高出力となる260ワットのクリスタルホワイトモジュールと250ワットのプレミアムブラックモジュールを出品した。これら製品は業界で初めてセル効率19%以上を達成。7~9月期に発売する計画だ。
また、6インチ基板、出力275ワット、結晶系シリコン太陽電池では最高の効率を確保したヘテロ接合太陽電池も公開した。同社は昨年この技術の開発に着手し、1年6か月という短期間で技術確保に成功した。半導体と液晶パネル事業で築いた技術力を基に、半導体電極プロセスとパターニング期間技術を確保し、電池シミュレーションを並行してきた成果だとの説明だ。
このほかにも、太陽光、インバーター、エネルギー貯蔵システム、スマートグリッドなど太陽光発電・貯蔵背装置を融合することで蓄積されたエネルギーを効率的に利用できる「太陽光エネルギーソリューション」も披露した。
光エネルギー事業チームの崔昌植(チェ・チャンシク)サムスン電子副社長は、「毎年20%以上の高成長を重ねる太陽光市場で、高効率・高品質のプレミアム製品で勝負していく」と意欲を示した。
世界約40カ国、1400あまりの企業と研究機関から2500人が参加する今回の見本市は、特に日本の福島第1原子力発電所の事故を受けドイツ政府が脱原発を宣言するなど代替エネルギーに対する関心が高まっているなかでの開催とあり、注目を集めている。
韓国からはサムスンのほかヒョンで重工業、ネクソロンなど30社余りが出展している。
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