昌原地検で行われたKリーグ八百長の捜査結果発表=9日、昌原(聯合ニュース)
昌原地検で行われたKリーグ八百長の捜査結果発表=9日、昌原(聯合ニュース)
【昌原9日聯合ニュース】韓国プロサッカー、Kリーグの八百長事件を捜査している昌原地検は9日、現役選手5人を国民体育振興法違反の疑いで起訴し、元プロ選手ら7人を同容疑で在宅起訴したと発表した。検察はKリーグの3試合で八百長が行われたとしている。

 八百長に関与したことが確認されたのは起訴済みのブローカー2人や、元韓国代表を含む現役選手9人、暴力団構成員2人ら計18人となった。検察はブローカー2人のうち、元暴力団組員の男(27)が今回の八百長の主犯格とみている。
 検察によると、ブローカーらは出資者2人から選手の買収金として約2億8000万ウォン(約2069万円)を受け取り、4月6日に開催された試合の2日前に大田シチズンの選手1人に1億2000万ウォン、光州FCの選手1人に1億ウォンを渡した。2人はこの金を複数のチームメートと分けた。残りの6000万ウォンはブローカーがサッカーくじに賭けた。
 検察によると、選手らは守備に積極的に参加せず、消極的なプレーをするなどして、試合で故意に負けたとしている。
 出資者2人は2億8000万ウォンを渡したものの、利益を得られず、八百長の事実を検察に通報した。2人は在宅起訴された。
 ブローカーは八百長が行われた試合に1億9000万ウォンを賭け、計6億2000万ウォン相当の配当金を受け取った。
 検察は姿を消した暴力団構成員2人がブローカーとともにサッカーくじに巨額を賭け、不当な利益を得たとして、2人の行方を追っている。   

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