【ソウル聯合ニュース】日本の東レが慶尚北道・亀尾に1兆3000億ウォンを投資する。慶尚北道は27日、東レの韓国子会社、東レ・アドバンスド・マテリアルズ・コリアが炭素繊維工場起工式を28日に行うのに先立ち、同道などと投資了解覚書(MOU)を締結すると明らかにした。
 MOU内容は、2013年から10年間、亀尾第5国家産業団地内の炭素、IT、環境、寝るぎー素材生産工場建設に1兆3000億ウォンを投じるというもの。慶尚北道内の外国人投資金額としては最大規模となる。
 東レは亀尾第5国家産業団地ハイテクバレー内76万平方メートルの用地に炭素繊維原料とIT関連生産工場を建設する計画だ。
 投資MOUは慶尚北道、亀尾市、韓国水資源公社東レ、東レ・アドバンスド・マテリアルズ・コリアが締結する。
 また、MOU締結後に起工式が行われる炭素繊維工場は、2013年1月に生産を開始し、年間2200トンの高強度炭素繊維を生産する予定だ。炭素繊維はアクリル繊維を高温で炭化し生産する繊維で、重さが鉄の4分の1、強度は鉄の10倍に達する。宇宙航空、電気・電子部品、エコエネルギーなどの中核素材に用いられる。
 東レ・アドバンスド・マテリアルズ・コリアは1999年に亀尾に東レが東レセハンの名で設立した。昨年は売上高1兆1360億ウォン、営業黒字1910億ウォンを計上した。

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