K－POPブームで音響・映像外貨収入が急増

【ソウル聯合ニュース】K－POPブームがアジアを超え全世界に広がりつつあるなか、関連部門の外貨収入も急増している。
　韓国銀行の国際収支統計によると、1～5月の音響・映像サービス収入は1億240万ドル（約80億円）で、前年同期比32．1%増加した。同期間の音響・映像サービス収入が1億ドルを超えたのは、関連統計の集計を開始した1980年以降で初めてとなる。
　国際収支上の音響・映像サービス収入は、韓国の映画、ラジオ、テレビ番組の制作や曲のレコーディングに関する海外での収益を指す。芸能人の海外公演収入、映画の配給権料、映像の放映権料、音響・映像・CD制作に関するサービスや手数料などが含まれる。
　韓国の音響・映像サービス収入は1996年まではゼロだったが、1997年から少しずつ増え、2008年には2億780万ドルでピークに達した。ドラマを中心とした韓流ブームがやや下火になり、2009年には1億9780万ドル、昨年は1億9000万ドルと減少したが、今年はK－POPブームを追い風に再び増加をみせている。年末に大型公演が多数開催されることから、今年の音響・映像サービス収入は過去最大を記録すると見込まれる。