【ソウル聯合ニュース】4~6月期は輸出の伸びが鈍化したにもかかわらず、実質国内総生産(GDP)に占める輸出の割合が過去最高を記録した。
 韓国銀行が28日に明らかにしたところによると、4~6月期の実質GDP(季節調整済み)に占める輸出の割合は52.7%で、過去最高を記録した。関連統計の作成が始まった1970年の1~3月期は4.2%にすぎなかったが、産業化の進展とともに上昇を続け、2002年7~9月期に初めて30%を、2005年10~12月期に40%を突破した。昨年7~9月期に50.2%を記録後、同10~12月期は51.2%、ことし1~3月期は52.2%と上がり続けている。
 一方、4~6月期のGDPに占める民間消費の割合は51.5%で、1~3月期(51.4%)に次ぐ低水準となった。1970年1~3月期は84.1%だったが、次第に下がり1997年4~6月期に59.4%を記録後、50%台にとどまっている。
 民間消費の割合が輸出を下回るのは、韓国経済が外部の条件によってい大きく揺らぐ可能性もあることも意味する。実際、国際原油価格の上昇などで貿易条件が悪化し、輸出の伸びが鈍化したことで、4~6月期の実質GDP成長率は韓国銀行の見通しより0.4ポイント低い3.4%にとどまった。
 専門家らは韓国経済が順調に拡大するには、輸出の伸びを維持しながら内需を活性化させることが急がれると指摘している。

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