【ソウル聯合ニュース】女子大生にセクハラ発言をし波紋を呼んだ康容碩(カン・ヨンソク)議員(無所属)に対する議員職除名案が、31日の国会本会議で否決された。康議員は議員職を維持することになった。
 除名案の投票は無記名式で行われ、在籍議員297人中259人が出席した。可決には在籍議員の3分の2以上の賛成が必要だったが、賛成111票、反対134票、棄権6票、無効8票で否決された。
 康議員は昨年7月、大学生との討論会に出席し、アナウンサー志望の女子大学生らに対し、「アナウンサーはすべてを与えねばならないが、できるか」「大統領もかわいい女子学生に関心を持っている」などと発言したとされる。このため、康議員は昨年9月に与党ハンナラ党を除名された。また、国会倫理特別委員会はことし5月に康議員に対する議員職除名案を可決し、本会議に提出した。
 倫理に反する行動で波紋を呼んだ国会議員に対する除名案が否決となり、国会は「同僚議員をかばった」との批判は避けられそうにない。

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