【大邱聯合ニュース】慶尚北道と同道浦項市は1日、日本の電子部品メーカー、イビデンと人造黒鉛の生産に関する3者間投資了解覚書(MOU)を結んだ。イビデンは浦項市の部品素材専用工業団地に150億円を投じ、2014年から年間715億ウォン(約51億円)相当の人造黒鉛を生産する計画。
 慶尚北道によると、人造黒鉛の生産は年々増やしていく計画で年間800億ウォン相当の輸入代替効果が見込めるという。また太陽電池や半導体部品に用いられる中核技術の移転にも期待を寄せている。
 慶尚北道の関係者は「浦項の部品素材団地に日本企業が入るのは初めて。これを機に日本企業の進出が増えるだろう」と話した。
 岐阜県大垣市に本社を置くイビデンは1912年設立。海外にも22の関連企業を持ち、総従業員数は約1万6000人。
 イビデンが手掛ける人造黒鉛は、耐熱性に優れておりリチウムイオン電池や電気製鋼の電極などに使われる。

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