【ソウル聯合ニュース】統一部の厳鍾植(オム・ジョンシク)次官は1日、「北朝鮮が最も優先すべきことは南北関係正常化に向けた責任ある措置。これは軍事的挑発と核開発を中断するとした実践的約束だ」と明らかにした。
 ソウル市内のホテルで開幕した「コリアグローバルフォーラム」で述べたもの。朝鮮半島問題解決の中心軸は南北関係だと強調した。
 厳長官は、金正日(キム・ジョンイル)総書記が中国とロシアを訪問したことについて、北朝鮮が非核化や開放・改革の新しい道に入ったとの情報はないと指摘。北朝鮮が進もうとする道は依然、不透明で、韓国が期待する方向ともまだ距離があるようだと説明した。
 また、ウラン濃縮計画(UEP)の公開以降、北朝鮮の核問題は開発と拡大の懸念が強まっているとし、国際社会がより強い意志で北朝鮮の核問題に対処すべきだと訴えた。 
 フォーラムには米国、中国、フランスなど10カ国の前・現職の政府関係者や民間専門家20人余りが出席した。

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