【ソウル聯合ニュース】政府から韓国映画の普及・振興を委託されている映画振興委員会は23日、日本映画の「白磁の人」と中国映画「道の上で」(原題)にそれぞれ4億2000万ウォン(2683万円)、2億8000万ウォンを制作費の一部として支援すると明らかにした。
 制作費の支援は今年から始まった「外国映像物ロケーション支援事業」の一環。同事業は海外映画のロケを韓国に誘致することで、観光客の増加と雇用創出を目指す。制作費が10億ウォン以上で、韓国で10日以上の撮影を行う作品が支援対象。
 「白磁の人」は、日本の植民地だった時代の朝鮮半島で林業技師をしていた日本人・浅川巧を描いた。浅川巧は李朝白磁など朝鮮文化の優越性を説いた。高橋伴明監督が演出し、吉沢悠と韓国俳優ペ・スビンが主演。ソウルなどで撮影を行う。
 3D(立体)映画の「道の上で」は俳優のチ・ジニや女優チャ・スヨンら韓国人も出演。ソウルや済州島、釜山などで撮影する。

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