英紙フィナンシャルタイムズなどによると、12の主要新興国のうち韓国が最も通貨安による輸出増加効果が大きいという。通貨の下落幅と各国の国内総生産(GDP)比に占める輸出の割合などを基に試算した。通貨安の幅が大きいほど、またGDPに占める輸出の割合が大きいほど輸出に有利になる。
韓国ウォンは米ドルに対する価値下落は5.5%にとどまったが、韓国のGDPに占める輸出の割合は45.8%に達した。
主要新興国の中で最も米ドルに対し、レートが下がった通貨はトルコリラの17.5%だが、同国のGDPに占める輸出割合は16.5%にすぎない。またインドとブラジルの通貨は対米ドルレートがともに9.4%下落したが、同輸出割合はそれぞれ13.1%、9.7%にとどまり輸出増加効果は限定されているという。
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