ただ、貿易収支は8月の4億ドルの黒字から回復したものの、前年同月(44億ドル)の半分以下にとどまっている。
1~9月の輸出額は前年同期比約23%増の4153億ドル、輸入額は約27%増の3931億ドルと、222億ドルの黒字となった。
9月の輸出は石油製品(前年同月比54.9%増)、自動車(38.6%増)、鉄鋼(37.9%増)、家電(19.1%増)などがけん引した。2か月連続の輸出増を記録した船舶(33.9%減)、無線通信機器(6.4%減)、半導体(3.8%減)、液晶デバイス(5.3%減)などは不振だった。
輸出先別では日本(前年同月比46.7%増)、中国(20.3%増)、米国(15.6%増)、中東(23.8%増)、東南アジア(30.3%増)などへの伸び率が拡大した。輸入は中東(65.1%増)、中南米(48.1%増)、オーストラリア(37%増)、カナダ(100%増)が目立つ。
財政危機で自由貿易協定(FTA)発効後に鈍化した欧州連合(EU)への輸出は前年同期比10%増の46億ドルで、7月の15.4%減から回復し、2か月連続で二桁の伸び率を記録した。輸入は26.3%増の38億ドルで、8億ドルの黒字となった。航空機(1864%増)、乗用車(25.7%増)などの輸出増加が追い風となった。
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