【ソウル聯合ニュース】韓米自由貿易協定(FTA)の批准をめぐる与野党間対立を打開しようと、李明博(イ・ミョンバク)大統領が予定していた国会訪問が15日に延期になった。
 韓米FTA批准案の国会処理に反対している最大野党・民主党などに配慮し、朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長が、大統領の国会訪問を外遊から帰国した後の15日に延期するよう要請していた。李大統領は当初、11日午後に国会を訪問し、与野党の首脳や国会議長に同批准案の迅速な処理を要請する予定だった。
 青瓦台(大統領府)の金孝在(キム・ヒョジェ)政務首席秘書官は「与野党が、15日に議員全員が国会に出席すると合意したので、大統領の訪問が延期になった」と述べた。
 李大統領は米ハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため12日に出国する。会議では低成長、高失業率という世界的な課題を克服するため、国際協調の必要性を説く。また保護貿易主義の台頭に警鐘を鳴らし、自由貿易と技術革新による雇用拡大を提案する計画だ。

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