【ソウル聯合ニュース】食品価格上昇の影響で、韓国の低所得層のエンゲル係数が7年ぶりの高水準を記録した。韓国統計庁が20日に明らかにした。
 全世帯を5等分した所得階級で所得水準が下位20%の世帯の7~9月期のエンゲル係数は22.8%で、2004年7~9月期(24.4%)以来の高水準となった。
 エンゲル係数は家計の消費支出に占める食料費・非酒類飲料費の割合を示し、通常、所得水準が高ければ下落し、暮らし向きが悪くなると上昇する。
 全世帯のエンゲル係数も15.5%と、原油高で物価が急騰した2008年7~9月期(15.1%)以来、3年ぶりの高水準を記録した。
 消費者物価上昇率も2008年7~9月期(5.5%)以来の高水準となり、4.8%を記録。品目別では、その他農産物が22.1%と急騰し、穀物(13.4%)、畜産物(9.3%)、水産物(9.9%)、加工食品(8.0%)などの上昇率も高かった。

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