激しく対立する統合賛成派と反対派=11日、ソウル(聯合ニュース)
激しく対立する統合賛成派と反対派=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大野党の民主党は11日、ソウルで臨時全国代議員大会を開き、「革新と統合」というスローガンの下、市民統合党との合併と韓国労働組合総連盟(韓国労総)、市民社会など民主進歩勢力との統合を議決した。
 これに伴い、野党側は民主党、市民統合党、韓国労働組合総連盟、市民社会などが参加する野党統合政党と、民主労働党、国民参与党、統合連帯が合党した統合進歩党の構図に再編されることになった。
 民主党はこの日、統合賛成派と反対派が激しく対立する中、出席代議員5820人のうち、賛成4427人、反対640人で統合案を可決した。ただ、一部出席者が強く反発し、暴力事態が発生するなど会場は大混乱となった。
 民主党は早ければ12日から、市民統合党、韓国労総側と統合会議を行い、統合決議、党名決定、綱領・党憲制定、指導部選出方式など新党創立に向けた実務作業に本格的に入る。
 統合政党の発足は年内の目標とするが、遅くとも来月初めには執行部の顔ぶれを決め、総選挙(来年4月)体制に転換する方針だ。ただ、執行部の選出方式などをめぐる具体的な合意は行われておらず、協議過程で混乱が予想される。

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