ヤヌコビッチ大統領は北朝鮮問題解決に向け対話の重要性を強調し、核兵器を保有するよりも核の安全保障確保が重要という価値観の転換が必要と話した。
ウクライナは1990年代半ば、米英ロ3カ国の集団安全保障と米国の経済支援を条件に旧ソ連から引き継いだ核兵器を全て廃棄した。廃棄前は世界で3番目に多くの核兵器を保有していた。
ただ、北朝鮮とウクライナは状況が異なるため、「ウクライナモデル」を北朝鮮にそのまま適用することは難しいとした上で、「北朝鮮の核廃棄に対する保障として周辺国による北朝鮮の集団安全保障を協議することはできる」との見解を示した。
また、2010年の前回サミットでウクライナが保有する高濃縮ウラン約90キログラムをソウルサミットまでに廃棄すると取り決めたことについては、「ほぼ完了段階」と明らかにした。
今年国交樹立20年を迎える韓国との関係については、「昨年は両国の貿易額が17億ドル(約1419億円)を超え、前年比30%増加した」と述べ、今後さらに協力が拡大することを期待した。
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