ファンロンパイEU大統領=(聯合ニュース)
ファンロンパイEU大統領=(聯合ニュース)
【ブリュッセル聯合ニュース】ソウルで26~27日に開催される核安全保障サミットに出席する欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領(欧州理事会常任議長)はこのほど、聯合ニュースの書面インタビューに応じ、サミットでは具体的合意をまとめる必要があると強調した。
 また、核兵器や核テロに関する核安保とともに、原子力発電所など放射性物質の危険性をめぐる核安全についても協議されることが望ましいとして、「福島第一原発事故の惨事以降、核安全と核安保の相乗効果を高める重要性が増している」と指摘した。
 緊張が続く朝鮮半島情勢については、北朝鮮の核兵器とミサイル開発計画、人権状況に懸念を示し、「EUは北朝鮮に対し強い姿勢を示してきたが、最終的には対話が必須」と強調した。
 韓国とEUの関係については、自由貿易協定(FTA)を締結するなど「双方の協力関係が新たな局面に差し掛かった」と評価。韓国・EU間FTAについては、欧州の景気低迷により短期的には効果が限られるものの、長期的には成長と繁栄をもたらすと期待を示した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0