シュミット大統領は、北朝鮮が人工衛星打ち上げと主張する「光明星3号」発射計画は、明らかに国連安全保障理事会決議に違反するものとした後、「今回のサミットは北朝鮮核問題の解決に良い影響を及ぼすだろう」と強調した。北朝鮮核問題の解決に向けた国際社会の努力はまだ実を結んでいないものの、最後には実効的な結果をもたらすものと信じるという。
北朝鮮内部について「北朝鮮の国民は(後継指導者の)金正恩(キム・ジョンウン)氏に教育や保健、社会福祉などを望んでいる。正恩氏はおそらく、北朝鮮国民を周辺国から孤立させにくいだろう」と、社会的な変化を予想した。
一方、韓国とハンガリーの関係に関し、両国の人々の間には類似性があるとの考えを示すとともに、個人的にも韓国に格別な親しみがあると話した。
また、ハンガリー経済を懸念する見方がある中でも、韓国企業が対ハンガリー投資を維持・拡大していることに感謝の意を表した。同国経済は外から懸念されるほど悪い状況ではないとしながら、財政状況などを説明したほか、外国企業の対東欧投資にも最適地とアピールした。
シュミット大統領は訪韓期間中に、韓国タイヤやサムスン電子などのトップに会う予定だ。
Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0