ラジオ演説を行う李大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
ラジオ演説を行う李大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は16日、定例のラジオ演説で、北朝鮮が13日に強行したミサイル発射に言及し、再び国際社会からの孤立を深めていると述べた。
 北朝鮮はミサイルではなく、平和目的の人工衛星と主張しているが、根底に長距離ミサイル開発の思惑があることは全世界が知っている事実と指摘。「核とミサイルで世界を脅かし、体制結束を図れると思うかもしれないが、むしろ自らをより大きな危険に陥れる」と警告した。
 また、ミサイル発射につぎ込まれた費用が8億5000万ドル(約700億円)と推定されると説明。同額なら北朝鮮の6年分の食糧不足分、トウモロコシ250万トンを購入でき、食糧問題を完全に解決できたと話した。
 大統領は中国、ベトナム、ミャンマーなどの改革・開放政策に触れ、「北朝鮮が生きる道は自ら核兵器をあきらめ、改革・開放を通じ国際社会と協力すること」と強調した。

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