【ニューヨーク聯合ニュース】日本政府が米ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の公立図書館に設置された旧日本軍従軍慰安婦の碑の撤去に向けた外交活動に乗り出したが、同市当局は2日(日本時間3日)、日本の圧力に決して屈しない方針を明確にした。
 米国在住の韓国人の権利伸張運動を展開している韓人有権者センター(KAVC)とパラセイズ・パーク市によると、在ニューヨーク日本総領事館の廣木重之総領事ら関係者が前日に同市を訪問し、慰安婦の碑が日米関係増進プログラムの大きな妨げになるとした上で撤去を要求した。日本の自民党議員も近く同市を訪問し、碑の撤去を求める計画だという。
 碑の撤去に向けた日本政府の外交的努力が本格化したことを意味するが、同市のロトンド市長は同日に記者会見を開き、「慰安婦の碑は戦争と人権侵害が繰り返されないようにするための教育に必要だ」とし、今後も撤去を要求する日本の圧力に屈しない姿勢を示した。
 慰安婦の碑は、米下院で従軍慰安婦決議が可決されてから3年余りが経過した2010年10月に建てられた。KAVCが中心となって進めた在米同胞の草の根市民運動の結果といえる。

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